春の嵐
フィッシュを応援してくださる皆さま、ご機嫌いかがでしょうか?
先週、週刊フィッシュをまたまたサボってしまいました。
昨日の夜中、うちのあたりではすごい雷でしたが、朝には雨も上がっていたので一安心。
最近のお天気はくるくると変わり、おまけに朝晩は少し寒いですね。
季節の変わり目は体調崩しやすいのがよく分かりますよね。
今日は先日観た自主映画作品の『ヒゲの校長』についてご紹介します。
先週の週刊フィッシュでお話ししようと思っていたのですがサボってしまいましたので…
この映画は大阪の聾学校の先生のお話しです。
ヒゲの校長こと高橋潔先生は仙台のご出身ですが、家の事情などもあり大阪の聾学校の教師としてやってきました。
戦前、手話を禁止して口話法というやり方にするべきだという流れができました。
口話法とは、聞こえなく子どもは相手の口の動きをみて言葉を読み取り、発語を練習して普通に話せるように訓練するやり方です。
これには、ろう者が就職する際に差別などを減らし一般の人との会話をしやすくして、少しでもろう者に有利になるようにという考えもあってのことなのですが、もともと聞こえない子どもが発語を訓練するのは本当に大変なことでした。
そのため思っていることをうまく伝えられず辛い思いをする子どもも多くいたようです。
高橋先生はろう者から手話を奪ってはいけないという思いから国や時代の流れにあらがい戦います。
そうして手話は大阪の聾学校で守られました。
私は以前から手話が出来たらいいのに〜とずっと思っていました。
それはホントに単純な理由で、聞こえない人だけが使うにはもったいないなーと感じていたからです。
だって便利でしょ。
声を出せない場所、たとえば映画館や美術館などで静かにたくさん話せるし、道を挟んで声が届きにくい場所でも会話が出来るかも。
おまけに聞こえない人との会話もできるってホントに便利!
それで少しずつですが手話を学び始めて、手話の先生が出演しているこの映画を観る機会に恵まれました。
皆さまも、もし機会があればぜひ手話を学んでみてください。
面白いですよ。
それでは今週も体調崩さないように、ステキな1週間を。。。
小谷真喜子